ーハーネスで脇が擦れるときの原因と対策ー

query_builder 2026/08/21

ハーネスで脇が擦れるのはサイズや形が合っていないサインです


小型犬の散歩後に脇の下が赤くなっている、毛が薄くなっている、愛犬が同じ場所をしきりに舐めている。そんな様子が見られる場合は、ハーネスによる「脇擦れ」が起きている可能性があります。


ハーネスは首への負担を分散しやすい便利なアイテムですが、サイズや形、素材が体に合っていないと、歩くたびに脇の下へ摩擦が加わります。特に小型犬は皮膚が薄く、被毛も細い犬種が多いため、わずかなズレでも赤みや毛切れにつながりやすいです。


脇擦れを防ぐには、傷んだ部分だけを見るのではなく、「なぜその場所にハーネスが当たっているのか」を確認することが重要です。


ハーネスで脇が擦れる主な原因


胴ベルトが前足に近すぎる


もっとも確認したいのが、胴ベルトの位置です。ハーネスのベルトが前足の付け根に近すぎると、犬が一歩進むたびに脇へ擦れます。 立っているときには問題なく見えても、実際に歩くと前足が後ろへ動くため、生地やベルトと接触することがあります。


装着した状態で前足をやさしく前後に動かし、脇とハーネスが強く触れていないか確認しましょう。


サイズが小さすぎる


きついハーネスは体へ密着しすぎるため、歩行時の摩擦が大きくなります。特に胸まわりが窮屈だと、脇部分へ生地が食い込みやすくなります。


次のような状態があれば、サイズが小さい可能性があります。


・胴回りに指が入りにくい

・装着部分に毛の跡が強く残る

・前足を動かすとハーネスが食い込む

・散歩後に脇が赤くなる

・装着すると犬が動きたがらない


目安として、ハーネスと体の間には指2本程度が入る余裕を確保しましょう。


反対にゆるすぎても擦れる


脇擦れというと「きついから起きる」と考えがちですが、ゆるすぎるハーネスも原因になります。


サイズが大きいと、歩くたびにハーネスが左右や前後へ動きます。その結果、同じ場所を繰り返し擦って赤みや毛切れが起こります。


背中のリード接続部分が左右へ大きく動く場合は、胴回りの調整を見直しましょう。


素材が硬すぎる


細く硬いナイロンベルトや、縁取りがゴワゴワしたハーネスは、脇に刺激を与えやすいです。


小型犬には、


・ソフトメッシュ

・クッション入り素材

・柔らかい布製素材

・縁取りが丸く処理されたタイプ


など、肌当たりがやさしいものが向いています。


犬種や被毛によっても脇擦れしやすさは変わります


短毛犬は皮膚へ直接摩擦が伝わりやすい


スムースチワワやミニチュアピンシャーなどの短毛犬は、被毛によるクッションが少ないため、ハーネスの摩擦が皮膚へ直接伝わりやすいです。


細いベルトタイプより、脇に当たる部分へクッションが入ったタイプを選ぶと負担を抑えやすくなります。


長毛犬は毛玉や毛切れにも注意


トイプードル、ポメラニアン、マルチーズなどでは、皮膚の赤みだけでなく被毛の絡まりにも注意が必要です。


ハーネスが擦れることで毛が絡み、毛玉ができ、その毛玉がさらに皮膚を引っ張ることがあります。


散歩後は脇まわりを軽くブラッシングし、毛が絡んでいないか確認すると安心です。


脇擦れを防ぐ正しいハーネス調整方法


まず胸の中心を合わせる


ハーネスが左右どちらかへ寄っていると、片側の脇だけに負担が集中します。装着時は胸の中央と背中の中央が一直線になるように位置を整えましょう。


胴回りを左右均等に調整する


ベルトを片側だけ強く締めると、ハーネスが傾きやすくなります。


右を少し締めたら左も同じ程度調整し、背中の金具が中央に来ているか確認します。


歩かせてから最終確認する


立っている状態だけでは適正サイズか判断しきれません。室内で数分歩かせ、


・前足が自然に動く

・脇にベルトが食い込まない

・左右へ大きくずれない

・胸部分が上がりすぎない


ことを確認しましょう。


脇が赤くなったときの対応


まずハーネスの使用を休む


すでに赤みや擦り傷がある場合は、そのまま同じハーネスを使い続けないようにしましょう。摩擦が続くと症状が悪化する可能性があります。


散歩が必要な場合は、患部に当たりにくい別のハーネスを使用するなど、負担を減らす工夫が必要です。


皮膚の状態を確認する


軽い赤みだけなのか、傷や出血、腫れがあるのかを確認してください。


次のような様子がある場合は、早めに獣医師へ相談しましょう。


・赤みが数日続く

・皮膚がただれている

・出血している

・強くかゆがる

・膿や強いニオイがある

・触ると痛がる


自己判断で人用の薬を塗るのは避けるのが安心です。


脇擦れしにくいハーネスの選び方


買い替える場合は、サイズだけでなく構造にも注目しましょう。


脇擦れ対策として確認したいのは、


・前足の付け根から適度に離れている

・首と胴を別々に調整できる

・内側が柔らかい

・縫い目や金具が脇に当たらない

・歩いても位置がずれにくい

・肩の動きを妨げにくい


といった点です。


Y字型のように前足や肩の可動域を確保しやすいタイプや、柔らかいベスト型が合う犬もいます。ただし、形だけで決めず、愛犬の体型に合っていることを最優先にしましょう。


季節によるサイズ変化にも注意しましょう


ハーネスが急に擦れるようになった場合は、季節による変化も考えられます。


冬は服の上から着けることで窮屈になりやすく、春は服を脱いだことで反対にゆるくなることがあります。また、トリミングや換毛でもフィット感は変わります。


季節が変わったときやトリミング後には、指2本程度の余裕があるか改めて確認しましょう。


散歩後のチェックを習慣にすると早期発見できます


脇擦れは、症状がひどくなる前に気づくことが大切です。散歩から帰ったらハーネスを外し、短時間でよいので次の部分を確認しましょう。


・左右の脇

・胸の中央

・首の付け根

・ベルトが当たっていた場所

・被毛が絡んでいる部分


同じ場所に繰り返し赤みが出る場合は、サイズ調整だけでなくハーネスそのものの変更も検討してください。


まとめ


ハーネスで脇が擦れる主な原因は、サイズのきつさやゆるさ、胴ベルトの位置、素材の硬さ、ハーネスのずれです。特に小型犬は皮膚や骨格が繊細なため、わずかなフィットの違いでもトラブルにつながります。


対策としては、指2本程度の余裕を確保し、前足の付け根にハーネスが食い込まない位置へ調整することが重要です。実際に歩かせて、左右へのずれや脇への接触も確認しましょう。


すでに赤みや傷がある場合は使用を休み、症状が続く場合は獣医師へ相談することも大切です。愛犬の体型と動きに合ったハーネスを選び、散歩後のチェックを習慣にすることで、快適なお散歩を続けやすくなります。


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